モロッコ

滞在:12日(移動代も含めてトータル3万円)

英語通じにくい(観光客商売には通じる)

ビザ不要

 

通貨1DH(ディラハム)=10円なのか?

1泊600〜1000円くらい(シングル)

なぜか安宿はシングルばかり

1食200円くらい

ウェルカムトゥーモロッコ!!

入国審査でめちゃ怒られた!!

 

カイロ空港で朝まで眠り、6時間かけて夕方にモロッコのカサブランカへ。

入国するときは入国カードというものを入国審査官に提出する。

 

そのカードには名前や年齢、滞在日数を書くんやけど

旅人を困らせる項目がひとつある。

 

入国した日にどのホテルに泊まるか、さらにホテルの住所をという記入欄がある。

旅人は行き当たりばったりでホテル決めるはずやから困る。

 

エジプトまでは空白でも何も言われずに入国できたが

モロッコは甘くなかった!!

 

だいたい埋まってればオッケーと思って入国審査の列に並ぶ。

自分の番が来て、パスポートと入国審査カードを提出。

 

そうしたら審査官に今日はどこに泊まるんだ?と聞かれて

ノープラン。ルッキングフォーナウ。(考えてない、今から探す)

と伝えたら、んあ?今から探すだと?道路で寝るつもりか貴様!

ホテル名と住所を書け!と怒鳴られる。

 

ここらへんからちょっとパニックになる。

審査官と自分だけのやり取りなんやけど

自分の後ろには入国審査に並ぶ外人がズラリ。

 

彼らは露骨に舌打ちとか苛立ちを表現するから焦る。

何度も今から探すと言っても、審査官は空白はダメだ!と怒鳴ってくる。

真面目も休み休み言ってほしい。

 

こりゃ困ったと思って後ろに並んでた人に

近くのホテルを教えてくれって言うてもアイドンノー。

 

10分くらい冷や汗をかきながら押し問答。

行列をせき止めるのは気が重いから早く別室にでも連れて行ってくれ!と

思いつつ、もうどうにでもなれやって気持ちでホテル名に

ユースホステルって書いて住所にカサブランカって書いて提出したら

 

ウェルカムトゥーモロッコ!!!と審査官。

罵声かおめー!顔を真っ赤にして怒鳴られた。

 

このモロッコ入国事件以後、他国に入国するときは

宿の名前と住所のストックを常に用意して入国審査に挑むようにはなるが

心に負ったダメージはふかい。

 

テロのあったマラケシへおもむく

入国審査を終えると列車でカサブランカの町へ。

 

1泊600円のダメホテルへ。

前夜のタクシー事件と入国審査で疲れまくってたから

ぐったりと横になる。

 

しかしこんなホテルに2泊もしたくないし

このカサブランカ、なんもねぇ!町工場ばっかで困った。

散歩もおもしろくない。

 

なので1泊した後、町そのものが世界遺産のマラケシに行くことに。

ただ1ヶ月前に20人以上の死亡者がでたテロがあったので

相当にビビってた。

 

じゃあなんで行くかというと他に行くとこがないのと

お目当てのフェズっていう迷路の町に行くにはマラケシ経由が一番スムーズと

当時は思ってた。今なお思ってるが。

 

だめホテルを早朝にチェックアウトしてマラケシ行きの電車に乗り込む。

外はまだ真っ暗。田舎を電車が通っていくのはなんとも良い。

 

モロッコの風景はこれまたエジプトやアジアと違って独特。

荒野や草原、崖など多彩でおもしれぇ!ばらえてぃってやつ。

 

しかし旅も115日目になると消化試合の雰囲気がしてくる。

疲れまくってるし!ひたすらに郷愁水谷の時もあったなー。

 

朝9時にマラケシ到着!こっからまたも地獄のホテル探し。

ちっとは調べてから町へゆけ。

 

すったもんだ(このすったもんだを説明しないところに旅日記への

くたびれ具合を感じる)した後に力尽きたわたくしは

1400円もするホテルに泊まってしまう。ばか

 

あれですわ、何の情報もなしに町に着いて右と左くらいはわかるが

どのへんに宿があって尚かつ安い宿をへっぽこ英語で

探すとなるとくたびれるっ!旅の前半はわくわくしたけど!

後半になるとなんだかもうっ!しかもモロッコは英語通じにくい!

 

モロッコは勧誘もしつこい!

勝手に町の案内して頼みもしねーのに観光ポイント紹介するぜって

言うてお金を請求してくる輩すべての頬をぶってやりたかった。

 

輩達は愛想良く近づいてくるくせに、去って行くときは

超無愛想、つばを吐いてく輩もいるからカチンときて

想像の中でこてんぱんにしてやったぜ。

 

はっ!ついつい悪い水谷くんが顔を出しました。

 

ジャンキーにからまれる

翌日チェックアウトしてもう一度安宿探し。

1泊1400えんはつらい。

 

マラケシって町の中にメディナ地区っていう城壁で

囲まれた空間の中が世界遺産らしくレッツラゴー!

 

人多き場所に安宿あり。

バックパックを背負いてくてく歩くその姿はもはや風物詩。

と思いたい。

 

メディナ地区の中は迷路っぽくてまた迷子!

人生の迷子になりメディナでも迷子っていう

ダブルパンチでお腹すいたのでタジンっていう

モロッコの肉鍋を食べる。

 

けどタジンの肉がうんち臭くって食べきれず!

ありゃいったい誰のどこの肉やったんやろ…?

 

また勝手にガイド君に絡まれて家に来いってうるせーし

(どうせ睡眠薬入れるんだろーがっ)

モロッコのオレンジジュース爆裂にうめーし

(フレッシュッ!)

メディナ地区の広場の屋台で食べた炭火焼ソーセージうめーし

(炭火焼りすぺくと!)

600円の安宿見つかるーし

(やった!)

 

ただ宿を見つけて近くの噴水公園でぼんやりしてたら

4人組の完全に歯と目の狂ったジャンキー4人集がやってきて

わたくしの1500ミリリットルのお水さんを

遥か彼方まで蹴っ飛ばしていきました。

 

何の仕打ちでしょうか。

彼らに更正と天罰を…ぐすん

 

ツアーでサハラ砂漠に行くのだ

ツアーでサハラ砂漠に行くのだ。

そう決めたのだ。

 

一人で行くよりツアーで行った方が圧倒的に安いのだ。

でもツアーちょっと怖いのだ。

 

ノリの良すぎる外人たちと同じグループになったら地獄なのだ。

ヘイカモン!ミズタニ!イッショに楽シモウゼ!

なんて言われても苦笑いしか出来ないのだ。

 

でもちょっと浮かれているのだ。

可愛い女の子と一緒のグループってのもあるかもなのだ。

もう、なのだってやめていいかなのだ。

 

マラケシのメディナ地区の毎日のようなお祭り騒ぎを

3日楽しんだ後にサハラ砂漠に行くことに。

 

旅行代理店をはしごしてツアーの値段交渉。

 

2泊3日の3食付きのジープツアー(1泊はサハラ砂漠でテント泊)

これで相場が1人1万円くらい。

 

ふてぶてしいわたくし、あっちのが安いあっちのが安いって

連呼してツアー代を7500円に値切り成功!

 

ツアー会社のお姉さんは笑いながら怒ってた。

その横にいたお兄さんには帽子ちょうだいって迫られた。

 

仲良くなったついでにマラケシで自爆テロはあったのか聞く。

マラケシでテロがあったとは思えぬ程に観光客がおるから不思議やった。

 

そしたらお姉さん、イエス、ボムエクスプロージョンッ!ニコッ

笑って言いやがった、あたしゃ怖いよテロ。

 

マラケシ最後の夜は広場でコブラ使いを見たり

路上ボクシング、占いなどをチラチラっと覗いて

うまうまソーセージとコーラを満喫。

 

マラケシはけっこうオススメ。

雑貨屋が多くて散歩も楽しく

食べ物とオレンジジュースも格別。

 

毎夜の祭りも異国の雰囲気で良い。

 

次の日のツアーの為に早めに床につく。

 

そしてツアーという名の地獄がはじまる。